こんばんは。
前の記事で占いのことを書きました。
その中でコールドリーディング※の話題が出ましたので今日はその手法をお話しします。
※目の前の相手に信用されるために「この人、私のことよく理解している」という実感を与えるための会話術
今から話すコールドリーディングの手法は悪用厳禁でお願いします。
コールドリーディングの手法
コールドリーディングの手法は大きく分けて8つあります。
①あいまいにする
②正反対のことをいう
③不満を引き出す
④おだてる
⑤YESでもNOでも外れない言い方をする
⑥自己幻想をかきたてる
⑦弱点を指摘する
⑧向上心を称える
①あいまいにする
あいまいな表現を使うことで、ストライクゾーンを広げることが出来ます。
使用例:
「かなり非現実的な野望を抱いてしまうことがありますよね」
「御社は常に挑戦を続けているようですね」
「いつも向上心を高くもっているよね」
②正反対のことを言う
まったく正反対のことをいうことで「私のことをわかっている!」と思い込ませます。
日頃、人から言われていないことを言うと新鮮味がでます。
使用例:
「外交的で愛想がよく、付き合いがいいときもある半面、内向的で用心深く、引きこもってしまうこともありますね」
「いつも明るいけど本当は影があるよね」
「いつも成功しているように見えますが、本当は日陰の見えない部分もありますね」
なぜ上記のようなことが言えるかというと、誰にでも二面性はあります。
ある一面が際立っているということは、同時にその反対の面も強く存在しているからです。
③不満を引き出す
不満を感じていることをほのめかすと相手がのってくる糸口になります。
使用例:
「ある程度の変化や自由を好み、縛られたり制限されたりすると不満を感じますよね」
「現状には満足されていませんよね」
「なにか悩み事があるんじゃないの?」
そもそも占いを受けに来る人はなんらかの不満を感じていることが多いです。
④おだてる
人は自分を褒めてくれる人と話すといい気分になるし信じたくなります。
使用例:
「自分に対して厳しすぎるところがありますね」
「おしゃれなところに住んでいますね」
「長所を出し切れていないんですね」
褒めると相手は謙遜して不満を言う可能性が上がります。
そこで③不満を引き出す に繋がります。
⑤YESでもNOでも外れない言い方をする
日本人は謙遜しやすいからききやすいです。
使用例:
「自分の考えをしっかり持っていて,根拠なしに人の言うことを信じ込んでしまうことはないと自負していますね」
「協調性があるんですね」
「柔軟に対応されてきたんですね」
YESといえばそのままで、NOといえば「そう言うこと自体がその証拠です」と言えます。
⑥自己幻想をかきたてる
誰しも「あのときああしていれば…」と思うことがあります。
そこを刺激してあげると乗ってくれやすいです。
使用例:
「これまでの人生の選択や行動は本当に正しかったのだろうかと疑問に思うことがありますね」
「まだ隠れた才能があるのはわかっています」
⑦弱点を指摘する
あまりおだてすぎると現実味がなくなるので、弱点をはさむことでリアリティを出します。
しかしそれとなくしなくてはならないので、結果として④おだてるにつながっていきます。
使用例:
「性格に多少の弱点はあるけれども、たいていはそれを埋め合わせることができています」
「人から好かれたいという欲求が強いんですね」
「もっと無神経でいれたらいいんですけどね」
⑧向上心を称える
相手の弱点を指摘しているようですが相手の向上心を認めることによって、改善し成長していく余地を出します。
それによってリーディングに価値を与えることができます。
使用例:
「人から好かれたい,認められたいという欲求が強いですね」
「これまでも果敢な挑戦をしてきましたね」
以上が相手の心を読んでいるように見せるコールドリーディングの手法です。
しかし上記のテクニックも大事ですがそれより大事なことがあります。
それは相手を観察すること、外側からではなく内側から相手になりきって観察することです。
占いのテクニックは日常のコミュニケーションでも使える機会が多いと思います。
もっとコールドリーディングについて学びたい方は以下の本を参考にするといいと思います。
しかし悪用はしないようにお願いします。
今日はここまでにします。
それではまた。