こんばんは。
今日は皆さんが経験あるであろう、歳を取ると時間経過が早くなる現象についてお話していきます。
小学校の頃は学校が終わり、みんなで遅くまで遊び帰りついてもまだ19時~20時だったりします。
今は気がつくとあっという間に寝る時間..
小学校の頃の夏休みは1ヶ月時間が延々と感じました。
しかし社会人になってからの1ヶ月はあっという間..
みなさんも経験があると思います。
はたしてそれは何故なのか
実はこの現象には名前がついています。
ジャネーの法則 といいます。
19世紀のフランスの哲学者 ポール・ジャネ(1823年~1899年)が発案し、甥の心理学者 ピエール・ジャネの著書おいて紹介された法則です。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例するというものです。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどでありますが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。
よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになります。
なんと人生の体感での折り返し地点は20歳で過ぎてしまいます。
また、1年の比率が小さくなった他にも、時間が過ぎるのが早く感じる理由はあります。
その一つは、生活に新鮮味がなくなることです。
子どもの頃はまだ知らないことが多く、毎日のように新しい経験や発見があるでしょう。
しかし、大人になってしまえば知り尽くしてしまうものが多く、そのような新しいものに出会えるチャンスは少なくなります。
人は未経験のものをやっているときは、それが強く意識に残り時間が長く感じるものです。
慣れてしまえばそれによって時間の長さも気にならなくなり、早く感じるようになります。
結果、子どもの頃は新しいことが多いので時間が長く感じるようになり、大人になれば新鮮味が無くなり、時間があっという間に過ぎ去ってしまうのです。
逆に言えば、毎日新しい発見をすると時間経過が長く感じるようになります。
時間はみな一緒ですが、体感の時間感覚は人それぞれです。
時間を短くもできれば長くもできます。
時間は変えられないと思われがちですが、体感時間は変えられるのです。
皆さんも新しいことに常にチャレンジして長い人生を楽しんでくださいね。
それでは今日はここまでにします。
それではまた。